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アルファベット・数字
1セン(いっせん)
第1センターの意味。背番号12のインサイドセンターのこと。
10mライン
ハーフウェーラインから10mの位置に横方向に引かれた破線(点線)。キックオフの時にボールがこのラインを越えないと「ノット10m」の反則となる。
15mライン
タッチラインから15mの位置に縦方向に引かれた破線(点線)。ラインアウト時に並ぶ選手はこのラインよりも前(5mラインとの間)に並ばなくてはならない。
2セン(にせん)
第2センターの意味。背番号13のアウトサイドセンターのこと。
22mライン
ゴールラインから22mの位置に横方向に引かれた実線。外に蹴り出す際にダイレクトタッチとなるかどうかに関わる重要なライン。観戦初心者はまずこのラインを覚えるべし。
5mライン
タッチラインから5mの位置に縦方向に引かれた破線(点線)。ラインアウト時に並ぶ選手はこのラインより後ろに並ぶ必要がある。
5mスクラム
ゴールラインから5mの位置で組むスクラム。キャリーバックの場合や、ディフェンスの選手がボールの下に体を入れてグラウンディングを防いだ場合に行われる。
HIA(エイチ・アイ・エー)
「ヘッド・インジャリー・アセスメント」の略で脳震盪チェックのための一時的な退場を意味する。反則による退場ではないため代替選手の出場が可能だが、退場が10分を超える場合は復帰不可として正式に交代をしなければならない。
KP(ケーピー)
キックパスの略。
TMO(ティー・エム・オー)
「テレビジョン・マッチ・オフィシャル」の略でビデオ判定のこと。得点に関わるようなプレーや危険なプレーについての検証ができる。レフェリーが自分で判断できない場合に、胸の前で画面を意味する四角いモーションをとることで「この件はTMOに一任します」と示す。
TOP14
フランスのプロリーグ。世界で一番観客が多く、給料のいいリーグであるため南半球の国の代表クラスの選手も多く所属する。
あ行
アングル
スクラムにおける反則。プロップの選手が外側から内側に向けて角度をつけた押し方をしたというもの。相手ボールのペナルティキックとなる。
ウィング
背番号11、14番の選手が務めるポジション。翼を意味する名の通り両端(両翼)に位置し、トライを取ることが一番の仕事。正式名称は「ウィング・スリークウォーター・バック」で表記は「WTB」。
エイタン
"スクラムから出たボールをナンバーエイトの選手が自分で拾って走り、スクラムサイドを突くプレー。""エイ""トが""単""独で突っ込むのでエイタンである。"
オーバー
タックルで倒された味方のボールを守るように立つアタック側のサポートプレー。役割そのものをオーバーと呼ぶこともあり、「オーバーに行け!」「オーバーの人数が足りない」というような使い方をする。発音は「オー(→)バー(↑)」。
インゴール
ゴールラインよりも奥、かつデッドボールラインよりも手前のエリア。相手側のインゴールにボールをグラウンディング(置く)ことでトライとなる。
インボール
ボールが22mラインの内側(後ろ)にあるという意味。すなわち外に蹴り出した際にダイレクトタッチの適用外となる状態であるということ。
オフサイド
ボールより前(=敵陣地)にいる選手がプレーに関与したという反則。一般にはボールの位置が基準だが、スクラムでは5m、ラインアウトでは10m後ろに基準となるラインが設けられる。
オンサイド
オフサイドの対義語で、ボールよりも後ろにいてプレー可能な状態を指す。キックを蹴った際には蹴った地点よりも前のプレイヤーはオフサイド状態なので、キッカーよりも後ろの選手が前に走ることでオフサイドラインを押し上げ他の選手をオンサイド状態にする。この時前方に走る選手が「オンサーイ!(俺に追い越されたやつはオンサイド=プレー可能だぞ)」と叫ぶ。
オフフィート
オーバー・ザ・トップと同じ。海外ではこちらの呼び方が一般的。足が離れた=自立していないという意味。
アドバンテージ
反則があった時に反則をされた側に有利な状況になった場合は反則された側の「アドバンテージ」状態となり、プレーを続行する。アドバンテージは一定の距離進むかキックを蹴ることで反則された側が一定の利益を受けたと判断されると解消される。
アンクルタップ
相手にしっかりタックルできる余裕がないときに相手の足首を叩いて転ばせるプレー。スピードで勝てない相手に対して使う最後の手段。
イエローカード
反則の中でも悪質だと思われるものや、レフェリーに注意を受けてもなお同じ反則を繰り返した場合に提示される。提示された選手はシン・ビン(10分間の退場)となる。
インターセプト
相手のパスをキャッチしてボールを奪うこと。
インテンシティ
プレーの強度のこと。「インテンシティーが高い」というような使い方をする。
ウォー・クライ
ニュージーランド代表を筆頭にポリネシア系の国々が試合前に行う伝統の踊りの総称。ニュージーランドは「ハカ」、トンガは「シピタウ」、サモアは「シヴァタウ」、フィジーは「シンビ」をそれぞれ行う。
オフロードパス
タックルを受けながらパスを出すこと。ディフェンスはタックルが入った時点でそこでラックができるという前提で次のディフェンスに向けて動くので、オフロードパスが成功するとチャンスが生まれやすい。
オープンサイド
グラウンドの横方向(ゴールラインに平行な方向)を考えた時に、ラックやモールがある位置から見て広い方のサイド。反対側は「ブラインドサイド」と呼ぶ。
オフサイドライン
この線より前はオフサイド(=プレー不可)という仮想的な線。エリアを領地と捉えた場合の国境に相当する。基本的にボールの位置だがスクラムやラインアウト、キックの時は位置が変わる。
オフ・ザ・ゲート
タックルで選手が倒れた後のボールの奪い合いにおいて、互いの陣地からではなく横から入ったという反則。相手のペナルティキックとなる。略称は「ゲート」。
アンストラクチャー
攻守が入れ替わった直後でディフェンスの陣形が整っていない状態のこと。攻撃の選択肢や空いているスペースが多く、アタック側の大チャンス。対義語はストラクチャー。
アーリー・プッシュ
スクラムでの反則。スクラムを組んだ後(「セット」のコールよりも後)、スクラムハーフがボールを入れる前に押し始めたという反則。相手のフリーキックとなる。
インジャリータイム
怪我の治療等で時計を止めている時間のこと。
ウォーターブレイク
試合中の給水休憩。その日の暑さを考慮してレフェリーの判断で設けることができ、前後半に1回ずつ設けることが多い。
オブストラクション
アタック側の反則。ボールキャリアとタックラーの間に別の選手が立つことで相手のタックルを妨害したというもの。アクシデンタル・オフサイドと違い意図的なものとみなされ、相手のペナルティキックとなる。略称は「オブ」。
アーリー・エンゲージ
スクラムでの反則。エンゲージとは接近すること。スクラムを組みあう時にレフェリーの「セット」のコールよりも早く組もうとして前進してしまう反則。相手のフリーキックとなる。
イリーガル・ホイール
スクラムでの反則。そのままでは相手に押し負けるため故意に回転させることで相手がまっすぐ押すことができないようにしようとしたという反則。相手ボールのペナルティキックとなる。
インパクトプレイヤー
戦況を一変させられるような一芸を持った控えの選手のことをこう呼ぶ。主に後半の、互いの選手が疲労してきている状態でこういったプレイヤーを投入することで盛り返したり試合を決めにかかったりする。
オーバー・ザ・トップ
タックルの後にボールを守ろうと、もしくは奪おうとした際に自立できずに頭からボールに覆い被さるという反則。攻守どちらも起こしうる反則。日本語では「倒れこみ」、英語では「オフフィート」という呼ばれ方もする。
アシスタントレフェリー
いわゆる副審。外に出たかどうかを判定するタッチジャッジに似ているが、アシスタントレフェリーはタッチラインから出たかどうかだけでなくスローフォワードやオフサイドなどの判定についても進言する権利を持つ。小さな大会ではタッチジャッジが、大きな大会ではアシスタントレフェリーが起用される。
アドバンテージ・オーバー
アドバンテージ解消の合図。反則をされてアドバンテージ状態となったチームが一定の恩恵を受けたと判断された時にレフェリーがコールをかける。
アンブレラ・ディフェンス
外側のディフェンスのプレイヤーが内側よりも前に出ることでロングパスなどの選択肢を潰し、相手を内側に追い込むディフェンスの戦術。
アクシデンタル・オフサイド
偶然の(アクシデンタル)オフサイド。ボールを持った選手やキックしたボールが前にいる味方の選手にぶつかってしまったという反則。オブストラクションとの違いは詳細を参照。
インテンショナル・ノックオン
インテンショナルとは「意図的な」という意味。相手のパスをはたき落とすなど、インターセプト目的ではなく単に相手のプレーの妨害目的でノックオンをしたという反則。通常のノックオンはスクラムで再開だが、こちらは悪意があるとみなされるため相手ボールのペナルティキックとなる。略称は「インテン」。
アフターマッチ・ファンクション
試合後に正装で行われる両チームの選手と関係者、レフェリーによる交流会。レセプションとも呼ぶ。互いの健闘を称え合うだけでなく、レフェリーによる講評が行われたり部歌などの余興を披露したりもする。
上げ
ディフェンスの選手が前に出ること。「ディフェンスの上げが良い・悪い」というような使い方をする。
余り
(アタックラインの人数)-(ディフェンスラインの人数)の余り、数的有利になっている数。人数が余っているならアタック側のチャンス。
ウォーター(係)
給水係のこと。プロの試合ではベンチからの伝令係や給水中の相談係といった重要な役割を兼ねる。
内返し
パスを展開している方向とは逆方向にパスを戻すプレー。相手がこちらの展開プレーに対応するために外側に意識を向けているところを内側から突く。
大外(おおそと)
アタック・ディフェンスラインの一番外側。「ここで大外にいる〇〇選手が〜」というような使い方をする。
裏チョン
ディフェンスラインの裏側にチョンと(短く)蹴るグラバーキック。相手の頭の上を超えるような短いキックはチョンパンである。
か行
カチる
カチ上げるの意味。相手の下に入って押し込めているためナイスタックルではあるが、カチ上げすぎて頭から落とすような危険なタックルにならないよう注意が必要。
ガット
味方が手に持ったまま差し出したボールを腹に入れるような形で受けること。パスのように投げたりはせずそのまま懐に押し込んでもらう。
ゲイン
前進の意味。「ゲインする、ゲインを切る(同じ意味)」というような使い方のほか、大きく前進することを「ビッグゲイン」、後退させられることを「バックゲイン」と呼ぶ。
ゲート
タックルで選手が倒れた後のボールの奪い合いに参加する際に考慮する仮想的な門。倒れた選手の最後尾の位置にゴールラインと平行に作られる。このゲートを通らずボールを守ろう・奪おうとするとオフ・ザ・ゲートという反則となる。また、ゲートはこのオフ・ザ・ゲートの略称でもある。
キャップ
テストマッチ(国代表同士の正式な試合)での出場回数。キャップとはそのまま帽子の意味であり、国代表として出場した選手には出場回数に応じて名誉な帽子が送られる。代表に選ばれたものの試合には出ていない選手のことを「ノンキャップ」と呼ぶ。
ギャップ
ディフェンスラインの選手が横一列にならず、前後にずれてしまうことで生じた隙間のこと。ディフェンスはギャップを作らないように注意し、アタックはギャップを攻める。
クイック
①クイックスローインの略。②反則でペナルティキックが与えられた際に即タップキックで試合再開し、速攻を仕掛けること。
クラウチ
スクラムを組む際のレフェリーのコール「クラウチ、バインド、セット!」の1つめ。クラウチの声がかかったら最前列の3人がかがんでスクラムの体制をとる。
カットイン
内側に切り込むラン、及びステップ。
キックオフ
試合開始のキック。ボールをワンバウンドさせたドロップキックで必ず10m以上飛ばす必要があり、10mラインに届かなかった場合や蹴ったボールに誰も触れないままタッチラインの外に出た場合はキックオフの位置での相手ボールのスクラムとなる。
キックパス
キックで味方にパスをするプレー。手でのパスと違い前方に飛ばすことができるため成功するとビッグチャンスとなりやすい。キャッチする選手はキック時点でキッカーより後ろにいないとキックオフサイドとなる。
カットアウト
外側に切るステップ。
キックティー
プレースキック(地面に置いて蹴るキック)を蹴る際にボールを立てるために下に置く道具。試合の時にはチームの中でキックティーを持って行く係が決まっている。
ゲインライン
攻撃開始時点でのボールのあった位置(=国境線)。このラインよりも前に出ることができればその攻撃で前進できたことになるので攻撃成功、届かない(=下げられた)場合は失敗と判断できるので攻守の駆け引きを考える上で重要な概念となる。
コラプシング
コラプスとは「崩す」の意味。スクラムやモールを故意に崩したという反則。相手のペナルティキックとなる。
キャリーバック
自分たちのインゴール(トライエリア)に自分たちでボールを持ち込んでグラウンディングするプレー。ゴールラインから5mの地点で相手ボールのスクラムとなる。相手が持ち込んだボールを自分たちがグラウンディングした場合はドロップアウトとなる。
グラバーキック
地面を転がすキック。ゴロパン(ゴロパント)とも呼ぶ。
グースステップ
チェンジ・オブ・ペース系のステップ。グース(ガチョウ)が水を掻くように大きく足を前後させることでスピードを変え、相手のタックルのタイミングをずらすテクニック。
コンバージョン
コンバージョンキックの意味で、トライがあった後のボーナスキックのこと。このキックが入れば2点追加。蹴る位置はトライでボールをグラウンディングした場所の延長線上で、距離はキッカーが自由に決めることができる。
カウンターラック
ラック(タックル後のボールの奪い合い)でディフェンス側の選手がアタック側のボールを守っている選手(=オーバー)を押し切り、マイボールにするプレー。
キャプテンズラン
試合前日の最終練習のこと。監督やコーチではなくキャプテンを中心に最後の確認・調整を行う。
グラウンディング
ボールを地面につけること。もしくは地面にあるボールを抑えること。
クイックスローイン
外に出たボールを拾ってラインアウトを形成するよりも早く投げ入れるプレー。投げ入れる場所は本来ラインアウトが行われるはずであった場所よりも後方に限られる。外に出たボールが看板等に当たった場合はクイックスローインは認められない。
コンタクトフィットネス
ぶつかり合いや力仕事を続けられる能力のこと。ラグビーでは走り続ける能力(=スタミナ)をフィットネスと呼び、コンタクト(衝突)を続ける能力をコンタクトフィットネスと呼ぶ。略称は「コンフィ」。
孤立
ボールを持った選手へのサポート(オーバー役)がいない状態。この状態で突っ込むとタックルで倒された後に相手が簡単にジャッカルに入れてしまうため、攻撃側はできるだけボールキャリアを孤立させないよう気を配る。
肩パッド
タックルで何度も打ち付けることになる肩を保護する防具。ユニフォームの下に着用する。物によっては胸のあたりにもクッションが入っているものもある。略称は「肩パ」。
逆ヘッド
相手の進行方向に頭を入れてタックルすること。脳震盪などのリスクが高く、非常に危険なプレー(自分が負傷するので反則ではない)。通常のタックルは体の右側にきた相手には右肩で、左なら左肩で当たるが、逆の肩で当たることで頭が相手の体にもっていかれる。
逆目(ぎゃくめ)
直前の攻撃方向とは逆の攻撃方向。左から右にパスをつないできてラックができた場合は左側が逆目となる。スペースの広さなどは関係ない。対義語は「順目」。
餃子耳
ぶつかることで耳に血がたまり、それが繰り返されることで耳の形が餃子のように変形したもの。柔道やレスリングの選手にもよく見られる。
さ行
セット
①プレーに備えポジションにつくこと。②スクラムにおけるレフェリーのコール「クラウチ、バインド、セット!」の3つめ。「バインド」で互いを掴み、「セット」の声に合わせてスクラムを組む。
シェイプ
順目を攻撃する際にパサーとなる選手の周辺にフォワードを複数人立たせることでパスの的を絞らせないようにする戦術。9、10、12番を中心に構成することが多く、9シェイプ、10シェイプ、12シェイプなどと呼ぶ。
シザース
味方同士でクロスするプレーのこと。クロスと呼ぶチームも多い。クロスする2人の選手の軌道がハサミのようであることから。
ショット
相手の反則によりペナルティキックを与えられた側がゴールを狙うキックを選択すること、またはそのキックそのもの。「ここはショットでいくでしょうか」「ショットが決まって3点追加」というような使い方をする。
ジャパン
一般的な「日本」を意味する言葉ではなく、ラグビーでは「日本代表」の意味で使われる。「ジャパンに選ばれる」「週末のジャパンの試合楽しみだね」というような使い方をする。
スイープ
タックルで倒された選手のボールを奪いにきたディフェンスの選手をアタックの選手が退ける(掃除する)こと。オーバーとほぼ同義だがオーバーはボールを守ること・人であって相手の有無は関係ないのに対し、スイープは明確に相手を排除することを意味する。
スクラム
比較的軽い反則があった時の試合再開の方法。フォワードの8人で組んで押し合う。バスケットボールのジャンプボール(高さを競う)のパワー勝負バージョン。軽い反則だから力ずくで奪い返してもいいよということ。
スロワー
ラインアウトでボールを投げ込む役割の選手。誰が投げ入れても問題ないが、一般にフッカー(背番号2)の選手が務めることが多い。
スワーブ
一瞬内に切り込むように見せてから外側に大きく弧を描くように走ることで相手を振り切るスピード勝負のステップ。
セブンズ
7人制ラグビーのこと。2016年のリオ五輪から正式にオリンピック競技となった。
センター
背番号12、13番の選手が務めるポジション。基本的に12番が内側、13番が外側に立つ。正式名称は「センター・スリークォーター・バック」で表記は「CTB」。
シン・ビン
イエローカードを提示された選手を10分間退場させること。英語でsin-binと書き、罪の入れ物という意味。ベンチとのコミュニケーションができないよう両ベンチの中間に座らされることが多く、元はこの場所のことをシン・ビンと呼んだ。
ジャッカル
タックルで相手選手が倒れた後に、相手のオーバーが来るよりも早くボールに絡むことでボールを奪うディフェンスのビッグプレー。倒れた選手はボールを離さなくてはならないのでここでボールを渡さなければノットリリース・ザ・ボールの反則となる。このプレーが得意なジョージ・スミスという選手の愛称がそのままプレーの名前となった。
スクリュー
ボールの長い方を軸として回転させて飛ばすパスやキック。
セービング
地面に転がったボールを体を投げ出して確保すること。セーブとも言う。いいセービングには「ナイスセーブ!」の声が飛ぶ。
サンウルブズ
南半球の強豪4ヶ国のクラブリーグ「スーパーラグビー」に2016年から参加している日本のプロチーム。日本代表候補の選手が代表戦以外で強豪国の選手と試合をする場ということで強化上非常に重要な意味を持っていたが、2020年を最後に除外されることが決まっている。
スタンドオフ
背番号10の選手が務めるポジション。バックスラインの1番手としてパスを受け、攻撃の起点となる司令塔。海外では一般にフライハーフと呼ばれる。表記は「SO」。
セカンドロー
フォワードの第二列(セカンド=2、ロー=列)、すなわちロックの2人のことである。ポジション名のロックと同じものを指すため2人を指す時も「両ロック」と言われることがほとんどであまり使われることのない言葉。
セットプレー
スクラム、もしくはラインアウトで始まるプレーのこと。プレーが切れず常に人が入れ替わるラグビーにおいて、決まった状況・決まったメンバーでプレーが始まるのはこのセットプレーのみ。そのため練習してきたプレーをそのまま出せる場でもあり、サインプレーも豊富。セットピースとも呼ばれる。
スクラムハーフ
背番号9の選手が務めるポジション。密集からボールを出してバックスに供給する役割を担う。表記は「SH」。
ストラクチャー
攻守の陣形が整っている状態。安定した状態なのでここからいきなりビッグゲインすることは難しい。
スピアタックル
相手を担ぎ上げ、頭から落とす非常に危険なタックル。基準はタックルを受けた選手の足が頭より上に上がったかどうか。槍を意味するスピアは相手を地面に突き刺すような動きから。非常に危険度が高いため最低でもイエローカード確実の重い反則となる。相手のペナルティキックで再開。
スリーチアーズ
学生ラグビーで見られる、試合後に互いの健闘を称え合う行為。キャプテンの「スリーチアーズ・フォー・〇〇(チーム名)、hip×3」に合わせ、「hooray」と言いながら3度親指を下から上に上げる。
スマザータックル
相手の上半身をパックし(抱え込み)、一緒に倒れるタックル。タックル対象の選手を前に押し返すことよりもボールを一緒に殺すことで相手に繋がせないことを優先したタックル。オフロードパス封じに有効。
スローフォワード
前にパスを投げたという反則。相手ボールのスクラムとなる。
スーパーラグビー
非常に人気の高い南半球最大のクラブリーグ。NZ、オーストラリア、南アフリカのクラブに加え、2016年からアルゼンチンのジャガーズ、日本のサンウルブズが加わった。なおサンウルブズは2020年シーズンを最後に除外されることが決まっている。
センタースクラム
キックオフの位置で組むスクラム。キックオフに失敗してこの位置で組むことになったスクラムのことを指す言葉であり、プレーの中で(ノックオンなどの後に)この位置で組むことになる場合をこう呼ぶことはない。
ショルダーチャージ
危険なタックルの一種。相手を掴もうとせず肩からぶつかりにいくプレー。相手のペナルティキックとなる。
シックスネーションズ
イングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズのイギリス系4チームにフランス、イタリアを加えた6ヶ国の代表チームによるリーグ戦。人気も試合のレベルも非常に高い。
ショートラインアウト
フォワード7人を立たせる通常のラインアウト(オールメン)よりも少ない人数で行うラインアウト。ラインアウトの最低構成人数は2人。人数はアタック側が自由に決めることができ、ショートラインアウトは3〜4人であることが多い。
シャロー・ディフェンス
ディフェンスラインの選手が一斉に相手との距離を詰め、ゲインラインより前で倒すことを狙ったディフェンスの戦術。通称「ど詰め」。前で止めるということはもちろん、相手の考える時間を奪うことでミスを誘発する狙いもある。
スロー(スローダウン)
連続攻撃をやめて間をとること。ディフェンス側に後退させられて仕方なく止めることがほとんど。「有効な手がないからボールを出すな!ラックを固めさせろ!」という意味でスクラムハーフとフォワードに向かってかけるコールでもある。
スリークォーター・バック
センターやウィングの正式名称「センター・スリークォーター・バック、ウィング・スリークォーター・バック」の後半部分。クォーターは1/4のことでスリークォーターは3/4。真上を0、真下を1としてバックスラインを上から見た際に、センターやウィングの斜めの立ち位置が3/4のラインとなることからこう呼ばれる。
ザ・ラグビーチャンピオンシップ
NZ、オーストラリア、南アフリカ、そして2012年からはアルゼンチンを加えた4ヶ国対抗のリーグ戦。世界で一番レベルの高い代表リーグであり、2015年W杯はこの4ヶ国がそのままベスト4となった。アルゼンチン加入前の名前はトライネーションズ。
サニックス・ワールドラグビーユース
4月から5月にかけて福岡県宗像市のグローバルアリーナで行われる高校ラグビーの国際大会。トップリーグのチームも持つサニックス社が主催。国内、海外共に8チームが参加。
ストップ1(ワンス)
モールが1度止まったというレフェリーコール。モールは2度止まったらボールを出さないといけないので1度止まったら「ストップ1」、2度止まったら「ユーズイット」の声がかかる。
三冠
高校ラグビーで主要な3つの全国大会を全て制覇すること。春の選抜、夏の7人制、そして冬の花園である。
接点
タックルの場面、そしてその後のラックまでをまとめた呼び方。相手にタックルで後ろに戻されていたり、ラックで相手にボールを奪われたりしていると「今日は接点の部分でやられていますねー」というような言い方をする。
菅平(すがだいら)
長野県上田市の菅平高原のこと。ラグビーにおける夏合宿の聖地。涼しい高原、かつラグビーグラウンドが大量にあり、同時期に多くの学校が集うためいつもとは違うチームを相手に沢山試合を組むことができる。
選抜
春(3月〜4月)に埼玉県熊谷市の熊谷ラグビー場で行われる高校ラグビーの全国大会。各地方の選抜チームによって行われる。正式名称は「全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会」。
順目(じゅんめ)
直前の攻撃方向と同じ攻撃方向のこと。左から右にパスをつないできてラックができた場合、順目は右側となる。スペースの広さなどは関係ない。反対側は「逆目」。
た行
ダミー
タックルダミーのこと。タックルやヒットの練習で用いる持ち手のついたクッション。
デコイ
囮という意味。サインプレーにおいてパスをもらわない選手がさもパスが来るかのような動きをすることでディフェンスの選手を引き付ける。「デコイランナー」と呼ばれることも。
チャージ
相手のキックを体で止めるプレー。チャージの場合は上半身にボールが当たって前に落ちてもノックオンとはならない。また、チャージにいった選手の体にボールが当たった瞬間オフサイドが解除され、全てのプレイヤーがそのボールに対してプレーできるようになる。
トイトイ
アタックラインとディフェンスラインの人数が同じである状態。ディフェンス側は相手を全員マークできているため思い切って前に出るディフェンスができる。
トイメン
自分の正面にいる選手のこと。すなわち自分が抜かなくてはならない・止めなくてはならないライバルである。元は麻雀用語。
タップパス
パスをキャッチせずに手で弾いて次の選手にパスするプレー。相手の選手が自分に詰めてきており、自分がキャッチしたらそのままタックルで倒されてしまうという場合に使う。
チャンネル
攻撃エリアを分割する言葉。フィールドではなく人の並びを見る。0チャンネル(ゼロチャン)はスクラムやラックの真横、1チャンネルはインサイドセンターよりも内側、2チャンネルはセンター周辺、3チャンネルはアウトサイドセンターよりも外のエリアを指す。
チョンパン
ディフェンスの選手の頭を超えるようにチョンと(短かく)蹴るパント(空中に飛ばす)キックのこと。転がす場合は裏チョンと呼ばれる。
ドミネート
相手を圧倒すること。特に相手を押し返すような強烈なタックルをドミネートタックルと呼ぶ。
タグラグビー
タックルの代わりに腰につけたタグを掴んで引き抜くことでプレーを止める簡易ラグビー。2017、18年にそれぞれ小学校、中学校の学習指導要領に盛り込まれ、学校によっては授業で扱われるようになった。
タッチキック
タッチラインの外に蹴り出すキック。陣地を取ることを目的とする。
タッチフット
タックルの代わりに相手の体にタッチすることでプレーを止める簡易ラグビー。遊びやアップで行われる。
タッチライン
フィールドの横のライン。このラインをボールが越えることを「タッチの外に出る」「タッチを割る」というような呼び方をする。
テストマッチ
国の代表同士の公式な試合。公式に記録も残り世界ランクのポイントにも反映される真剣勝負であり、練習試合という意味では断じてないので注意。
トップリーグ
日本の社会人ラグビーのリーグ。プロ契約の選手もいるが完全プロ化はできておらず、会社の名前を冠したチーム名の実業団リーグである。強豪国の代表クラスの選手も数多く在籍する。
タッチジャッジ
いわゆる線審。ボールや選手がタッチラインを越えたかどうかを判定し、越えた場合にどの地点でどちらのボールでラインアウトになるのかを示す。また、プレースキックではゴールポストの下に立ち、入ったかどうかを判定する。アシスタントレフェリーとほぼ同じだがジャッジの範囲が狭い。
ターンオーバー
相手のボールを奪いマイボールとすること。攻撃権の交代を意味する。
ダブルタックル
1人の選手を2人で止めるタックル。1人目が下に入り足を止め、2人目が上半身にタックルして前に倒すのがセオリー。
テイクンバック
Taken back。「22mラインよりも前にあるボールを自分たちで22mラインの内側(後ろ)に持ち込んだ」という意味のレフェリーコールで、この場合外に蹴り出すキックはダイレクトタッチの適用対象となる。
ドロップアウト
攻撃側が守備側のインゴールに蹴り込んだボールを守備側がグラウンディングした場合の再開方法(守備側が自分たちで持ち込んだ時はキャリーバック)。22mラインより後ろのエリアからドロップキックで試合を再開する。
ドロップキック
地面にワンバウンドさせて蹴るキック。キックオフのほか、ドロップアウト、ドロップゴールで使用される。楕円球は慎重に落とさないと予期せぬ方向にバウンドするためドロップキックはコントロールが難しい。
ドロップゴール
ドロップキックでゴールを狙うプレー。インプレー中のドロップキックであること以外に条件はなく、いつでもどこからでも狙っていい(キックオフやドロップアウトで狙うのは不可)。入れば3点。
ダイレクトタッチ
22mラインよりも前で蹴ったボールがノーバウンドでタッチラインの外に出ること。ラインを超えた地点ではなく蹴った位置の真横からのラインアウトとなる。略称は「ダイレ」。
チョップタックル
相手の膝元に入るような低いタックル。足を止めるため体格に劣る場合でも前進を阻むことができるが、上半身がフリーになるためオフロードパスで繋がれやすい。
チョークタックル
チョークとは絞め上げるの意味。タックルで相手の選手をボールごとパックし(抱きかかえ)、上に吊り上げることで倒れることを許さないタックル。立ったままなのでサポートが1人入ればモールとなり、抱え上げたままボールを出させなければモール・アンプレイアブルとなってマイボールのペナルティキックを得ることができる。
チェンジオブペース
スピードの変化を用いて相手のタックルのタイミングをずらし、抜き去るテクニック。
ドライビングモール
モールを組んだ上で相手を押し込み前進するプレー。
ダイレクトフッキング
スクラムにおいて、スクラムハーフがボールを入れた直後にフッカーが即後ろにボールを送る戦法。スクラムで劣勢のチームが押し合いに負けてフッキングに影響が出る前にボールを確保するためのプレー。
タイトヘッド・プロップ
2人いるプロップのうち、背番号3番の方を指す。3番は相手の1番と2番の間に頭を通し2人の圧を受けることになるためその圧を受け止められるだけの安定感を要求される。1番は「ルースヘッド・プロップ」と呼ばれる。
ドリフト・ディフェンス
あまり前に出ず、相手がパスを出したタイミングでディフェンスライン全体が外側にスライドするディフェンスの戦術。数的不利な状況をカバーするために使われる。
ダウンボール(ダンボー)
相手の腕を振り切って地面に倒れ、ボールを味方側に出すこと。綺麗にダウンボールすることができれば次の攻撃までの流れがスムーズになり攻撃のテンポがよくなる。
大学選手権
大学ラグビーの全国大会。正式名称は「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」。関東、関西の有名大学に実力者が集中しており地域間の実力差が大きいため、出場枠が異なる上に変則トーナメントとなっている。
な行
ノックオン
ボールを前に落としたという反則。膝よりも下に当たった場合はキックとみなされる。相手ボールのスクラムで再開。
ノミネート
自分がマークする相手を定め、周囲の味方に向けて宣言すること。自分の責任を明確にし、同時に味方とのマークの重複を防ぐディフェンスの基本中の基本。
ノーサイド
試合終了、そして試合後は敵味方関係なし(サイドがない)という意味の言葉。ラグビーを象徴する言葉としてよく使われるが、試合終了のときにノーサイドと言うのは今では日本くらいで世界では「フルタイム」が一般的である。しかしノーサイドの精神そのものは今でも世界中のラグビー文化の中に息づいている。
ネックロール
ラックにおける危険なプレー。相手の首に腕を回した状態で体ごと回転することで相手を剥がそうとするプレー。相手ボールのペナルティキックとなる。
ノックバック
ボールを落としたが後ろなのでセーフだという意味の言葉。ノックオンではないので反則ではない、プレー続行ですよということ。
ノーバインド
まだスクラムからボールが出ていないのにスクラムのバインドを解いたという反則。相手のペナルティキックとなる。
ナンバーエイト
背番号8番の選手が務めるポジション。フォワード全体をまとめるリーダーであり、エイタンのようなプレーをすることからチーム屈指の突進力を持つ選手を起用することが多い。表記は「NO.8」。
ノットストレート
スクラムやラインアウトでボールを投げ入れる選手がちゃんと両チームの中間にボールを投げ入れなかったという反則。相手ボールのスクラムとなる。
ノーボールタックル
ボールを持っていない相手選手にタックルすること。相手のペナルティキックとなる。
ノットロールアウェイ
タックル後にディフェンス側の選手が相手の球出しを邪魔するような位置にいて退けない場合にとられる反則。選手も反則になることはわかっているので実際は他の選手に圧し潰されて身動きがとれない場合が多い。
ノーバインドタックル
相手を掴もうとしていないタックルのことで危険なプレーに分類される。これを規制しないと「何でもいいから体をぶつけて吹っ飛ばせ」ということになるからである。相手の足元を刈るようなノーバインドタックルを「グラスカッター(芝刈り)」と呼ぶ。
ノーホイッスルトライ
キックオフから一度も笛を吹かれることなく(反則やタッチを割ることなく)トライをすること。
ノックオン・オフサイド
前にいた味方プレイヤーがノックオンをして前に転がったボールに触れてしまうという反則。ボールよりも前にいた選手がボールに働きかけたのでオフサイドである。相手のペナルティキックとなる。
ノットリリース・ザ・ボール
タックルを受けて倒されたプレイヤーがボールを保持し続けたという反則。基本的にディフェンス側がジャッカルに入ったことで反則覚悟でボールをキープした結果である。相手のペナルティキックとなる。
ノット10m
キックオフで蹴ったボールが10mラインを越えなかった(短すぎた)という反則。相手ボールのセンタースクラムとなる。
ノット10mバック
相手のペナルティキック、及びフリーキックの時に10m下がっていないのにプレーをしようとしたという反則。相手が速攻を仕掛けてきた時にちゃんと下がりきらないままタックルにいったような場合にとられる。相手のペナルティキックとなる。
ノット1m
ラインアウトで並ぶ際に相手の選手から1mの距離をとらなかったという反則。相手ボールのフリーキックとなる。
ノット5m
ラインアウトの列の一番手前の選手がタッチラインから5m離れなかったという反則。相手ボールのフリーキックとなる。
7人制(高校ラグビー)
夏(7月)に長野県上田市のサニアパーク菅平で行われる高校7人制ラグビーの全国大会。正式名称は「全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会」。前回の優勝校と各県の代表によって行われる。
は行
ハンド
押し合いで勝つなり足を使うなりで確保しなければならないスクラムやラックの内部にあるボールを手を使うことで確保しようとしたという反則。相手のペナルティキックとなる。
ヒット
攻撃側の選手が姿勢を屈め、腕を前に構えて強く当たること。単に接触することではなく、相手を吹き飛ばすために意図的に行うものである。発音はヒッ(→)ト(↑。)
ピラー
ラックの真横に立つディフェンダーのこと。ラックサイドはスクラムハーフ等がボールを持ち出してそのまま走りこむことがある最短・最速の攻撃箇所なので最初に塞がなくてはならない。ピラーに入った選手は手を上げて「ピラー!」と叫び自分の役割を周りに示す。ポストと呼ばれることもある。
ホーン
前半・後半の終了を告げる音。40分経った時点で鳴らされるが、ホーンが鳴ってもプレーが途切れるまで試合は終了しない。また、ペナルティでも試合は終了しない。
ポスト
ラックサイドの一番内側に立つディフェンスの選手のこと、もしくはその役割そのものを指す。ピラーと同義。
ポッド
フィールドを縦に区切り、各エリアごとにそのエリアを担当する選手を配置するアタック戦術。選手は担当エリアを超えた移動はあまりせず、空いているポッドにパスを回すことで攻撃する。
バインド
スクラムにおけるレフェリーのコール「クラウチ、バインド、セット!」の2つめ。クラウチで前3人が姿勢を低くし、バインドで相手の選手と互いにユニフォームを掴んで組む準備をし、セットで組み合う。バインドのコールの時に後ろの5人もスクラムの姿勢をとる。
フェーズ
攻撃を開始してから密集ができて攻撃が終わるまでを1フェーズと数える。相手にボールを奪われずに何度も連続攻撃し、このフェーズの数を増やしていくことを「フェーズを重ねる」と言う。
フッカー
背番号2番の選手が務めるポジション。力強さと器用さが求められ、比較的身長の低い選手も多い。表記は「HO」。
フラット
位置関係を表す言葉。パスを受ける選手の縦の位置がパスを出す選手の位置とほとんど変わらない、すなわちパスでほとんど後ろに下がらないような位置のこと。「フラットなパス」「フラットに走りこむ」というような使い方をする。
プロップ
背番号1番、3番の選手が務めるポジション。「柱」を意味する名前の通りスクラムの屋台骨となるポジションで、体重とパワーが求められる。表記は「PR」。
ホイール
スクラムホイールのことで、スクラムがその場で90度以上回転してしまうことを意味する。互いに同じ方向に力を入れた結果回転してしまい、押す方向がおかしくなってしまったということなので反則は取らずスクラムの組み直しとなる。イリーガルホイールと見分けるポイントはその場で回ったのかどうか。
ポイント
①攻撃が始まる前にボールがある密集。「このポイントからの攻撃の時に〜」「ポイント周りのディフェンスが〜」というような使い方をする。②スパイクの歯。ラグビー専用スパイクはポイント(歯)を取り替えることができ、「取り替え式」と呼ばれる。
ハイパント
着地点で競り合ったりキャッチ直後の相手を倒してそのままボールを奪うことを目的とした高く蹴り上げるキック。
ハンドオフ
タックルしようとしてきた相手の選手を手で突いて弾くプレー。ただし使うのは手の平で、拳を握るような形でハンドオフすることは認められていない。
バッキング
味方のディフェンスラインの裏を通ってディフェンスラインのフォローをすること。外の人数が足りない時に急いで回る場合もあれば、相手のパス回しに合わせて移動しディフェンスラインの間を突破された時の第2防御網となることもある。
バックロー
フォワードの第三列(バック=後ろの、ロー=列)。背番号6〜8、すなわち両フランカーとナンバーエイトを合わせてこう呼ぶ。バックローの強さはチームの攻守の強さ(プレー強度)に大きく影響するため非常に重要。
バージング
ラインアウトにおいて相手の選手を掴むなどして妨害したという反則。相手のペナルティキックとなる。
パンチパス
素早く投げることを目的としたパス。通常のパスは下方向に腕をスイングさせて投げるが、パンチパスはボールが胸の前を通るような軌道で素早く右から左に(あるいは逆に)通す。
ピールオフ
ラインアウトに参加しているフォワードが列から離脱するプレー。後方に下がってスクラムハーフの代わりにボールを受けたり、着地と同時にモールを組む準備をしたりすることができる。ただし離脱できるのはスロワーの手からボールが離れてから。
フッキング
スクラムで投入されたボールを足を使って後方に送ること。
フランカー
背番号6、7番の選手が務めるポジション。スクラムの両脇に位置する。タックルを一番の仕事とし、タックル力とそれを継続するスタミナが求められる。表記は「FL」。
フルバック
背番号15番の選手が務めるポジション。全体の後ろ、かつ中央に位置するので、アタックではどこにでも顔を出すオプションプレイヤーに、ディフェンスではの最後の砦となる。表記は「FB」。
フローター
ピラー(もしくはポスト)の外側、かつ相手スタンドオフをマークする選手よりも内側のディフェンダーを指す。外側に流れてくる相手スクラムハーフやスタンドオフからの内返しに対応する。
プレーオン
反則なのか微妙なプレーがあった時にレフェリーが「反則じゃないからプレー続けて」という意味でかける言葉。
ハイタックル
相手の首より上にタックルする危険なプレー。腕や手が当たることだけでなく、相手の襟を引っ張るようなプレーにも適用される。相手のペナルティキックとなる。
ハンズアップ
パスを受け取る準備として腕を上げ、体の前に手を出してパスを受け取る形を作ること。ハンズアップを忘れないのはアタックの基本中の基本である。
バックスリー
両ウィングとフルバックをまとめた呼び方。バックスリーの能力を見ればそのチームのトライを取りきる力とキック処理力を測ることができる。
パイルアップ
アンプレイアブルと同じ意味。倒れた選手の下にボールが挟まってしまったり、互いにボールに手をかけていることでボールが出てこなくなりプレーの続行が不可能になった状態。ラックとモールで再開時にどっちのボールになるかの基準が異なる。
フィットネス
フィットネスクラブのような健康という意味ではなく、ラグビーでは体力・スタミナの意味で使われる。通常「フィットネス」は走り続けられる能力、すなわち一般的な意味でのスタミナを指す。この他にぶつかり合いや力仕事を続けられる能力という意味でコンタクトフィットネスという概念もあり、両者は明確に使い分けられる。
フェッチャー
オープンサイドフランカーの別名で、ボールを取ってくる人という意味。オープンサイドフランカーにジャッカルを得意とする選手が多いことからこう呼ばれる。
フットアップ
スクラムでボールが投入される前に最前列の選手が足を上げるフライングのような反則。相手ボールのフリーキックとなる。
フライハーフ
スタンドオフのこと。海外では一般にフライハーフと呼ばれるためW杯や海外リーグなどで映像の制作が海外の会社だとFly Halfという表記となっている。
フリーキック
相手に邪魔されずにキックを蹴る権利。インプレー中の通常のキックと同じ扱いなのでダイレクトタッチも適用され、ドロップキックでもないのでゴールを狙うこともできない。外に蹴り出した場合は相手ボールのラインアウトとなる。
フロントロー
フォワードの第一列(フロント=前の、ロー=列)。背番号1〜3、すなわち両プロップとフッカーを合わせてこう呼ぶ。スクラムについて話をする時によく使われる言葉。
ペネトレイト
ラインブレイクと同じ。相手の防御ラインを突破したという意味で1試合に何回ペネトレイトしたのかは選手の能力を測る上で重要な指標。
ハットトリック
1試合で3トライをあげること。元はクリケット用語でハット(帽子)が送られた。
バインディング
選手同士がバインドする、すなわち互いに腕を回してひと固まりになること。基本的に味方同士で横に並んで協力する場合をバインディングと言い、相手を抱え込むことはパックすると言う。
フェアキャッチ
相手のキックしたボールを22mラインよりも後方でノーバウンドでキャッチしつつ「マーク!」と叫ぶかキャッチ後に腕を上げてアピールを行うことで、その場でフリーキックの権利を得ることができる。
フロントスリー
スタンドオフと両センターをまとめた呼び方。バックスラインの攻守の核なのでフロントスリーの力関係がラインアタック・ディフェンスの力関係になる。
ブラッド・ビン
止血のための一時退場のこと。治療なのでこの間は他の選手を代わりに出場させることができる。止血が完了し、治療員からOKが出れば試合に復帰することができる。
ブレイクダウン
「タックル後の」ボールの奪い合いの局面を指す言葉。端的に言うとラックとモールを合わせてこう呼ぶ。スクラムはブレイクダウンではない。
プレースキック
地面にボールを置いて蹴るキック。キックティーの使用も認められる。トライを取った後のコンバージョンキック、そしてペナルティでショットを選択した場合もプレースキックとなる。
ペネトレイター
突破役。相手の防御網に食い込み、味方に突破のチャンスを作る。
ホールディング
タックルした選手が倒れてもなお相手の選手を掴み続け、球出しをはじめとした次のプレーの妨害をしたという反則。タックラー・ノットリリースという呼ばれ方をすることもある。
ボックスキック
密集の後ろのスペースを狙って蹴るキックのことだが、現在はほとんど「スクラムハーフが蹴るキック」という意味で使われる。
ハイネケンカップ
かつての欧州No.1クラブ決定戦の名前。現在はヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップという名前で行われている(ハイネケンは冠スポンサーのまま)。サッカーのCLに相当する大会。
フレッシュレッグ
交代で入ってくる選手のこと。新鮮な足、すなわちまだ疲れていないため走り回れる状態という意味。「ここでフレッシュレッグスを入れることで〜」というような使い方をする。
ブラインドサイド
攻撃の起点となる密集から見て狭い方のサイド。反対側はオープンサイド。
ペナルティキック
重い反則があった場合に反則を受けた側に与えられる権利。より軽い反則と同じスクラム、フリーキックを選択できる他、外に蹴り出した場合にダイレクトタッチが適用されない&マイボールのラインアウトで再開できる、プレースキックでゴールを狙うことができ、入ると3点獲得と非常にメリットが多い。
ペナルティトライ
認定トライと同じ。レフェリーが「反則がなければトライだった」と認め、トライ成功扱いで5点、そしてゴールも成功扱いで2点の計7点が入る。この判定が下る場合は「反則を用いてトライを防ごうとした」とみなされているため、多くの場合同時にイエローカードが提示される。
バックフリップパス
自分の背中を通すパス。
ファーストスクラム
その試合の最初のスクラム。相手のフォワードに力関係を示すだけでなく、どちらのチームのスクラムが強いのかというイメージをレフェリーの意識に植え付ける意味でも重要なスクラムとなる。
ペナルティーゴール
ペナルティキックでショットを選択し、ゴールが成功した時の得点(1本3点)。記録に得点の内訳を書くときはトライはT、コンバージョンのゴールはG、ペナルティーゴールはPG、ドロップゴールはDGと表記される。
ブリッツ・ディフェンス
シャロー・ディフェンスとほぼ同じ。素早く間合いを詰めて相手の考える時間や余裕を奪い、前で止めることを目的としたディフェンス戦術。
ヘッドキャップ(ヘッドギア)
頭部を保護する防具。高校生以下では着用が義務付けられている。非常に薄いためこれで脳震盪を防ぐことはあまりできず、どちらかというと頭部の打撲や擦り傷・切り傷を防いだり耳を保護する意味合いが強い。略称は「ヘッキャ、ヘッギア」。
パシフィック・ネーションズカップ
日本、アメリカ、カナダ、サモア、トンガ、フィジーの6ヶ国代表による環太平洋対抗戦。
プロ14
アイルランド、スコットランド、ウェールズ、イタリア、南アフリカのクラブによって成るリーグ。イングランドのプレミアシップ、フランスのTOP14と並ぶ欧州最高峰のリーグのひとつ。
ピック&ゴー
ラックやスクラムからボールを持ち出し、パスせずに自分で突っ込むプレー。
ハーフ団
スクラムハーフとスタンドオフをまとめた呼び方。フォワードとバックスを結ぶ役割を持つチームの司令塔であるため、ハーフ団のクオリティはそのままチーム全体の攻撃のクオリティに直結する。
平パス(ひらパス)
いわゆるストレートパス。ボールを回転させないパスで正確性と取りやすさを重視したパス。ボールの軸が地面と垂直になったまま空中を舞う。
花園
高校ラグビーの全国大会。正式名称は「全国高等学校ラグビーフットボール大会」。野球の甲子園と同じく競技場の名前(東大阪市花園ラグビー場)が大会の愛称となった。
ま行
マーク
フェアキャッチを参照。22mラインよりも後ろで相手のキックをノーバウンドでキャッチしつつ「マーク!」と叫ぶことでフェアキャッチが成立する。
モール
タックルが起こった後の3人以上での立ったままの押し合い。スクラムやラックと混同しないように注意。
ももかん
太ももの筋挫傷のこと。主に相手の膝が太ももに入ることで痛めるもので、筋繊維が傷ついたり内出血をすることで痛みが長引いたり、力が入らない、筋肉が固まるなどの症状を併発する。
ミスマッチ
トイメン(自分と正対する相手)を見た時に攻守の選手の特徴が大きくかけ離れていること。極端な例がウィングvsプロップ。攻撃側にとっては大きなチャンス。
マウスピース
歯を保護するための防具。プロでも着用が義務付けられている。市販のものもあるが、歯医者で歯型をとって専用のものを作ってもらうのが一般的。略称は「マウピ」。
や行
ユーズイット
レフェリーによるコール(use it)。itとはボールのことで、密集からボールを持ち出して使いなさいという意味。時間稼ぎを防ぐために導入されたコールでこれに従わずボールを密集から出さない場合には相手ボールのスクラムとなる。
ヤーボール(ヤンボール)
相手ボールを意味する。元はYour ball。攻撃中に密集などで相手にボールを奪われた際に、それに気づいた選手が「ヤーボール!」と叫ぶことで味方に相手ボールであることを伝え、ディフェンスの整備を早める。
ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ
イングランドのプレミアシップ、フランスのTOP14、そして複数地域のチームからなるプロ14の代表によって行われる欧州No.1クラブ決定戦。旧名は「ハイネケンカップ」。
ら行
ラック
タックルで選手が倒された後、ボールを守る味方の選手とそれを押し退けようとするディフェンスの選手が接触した状態。この状態になったらボールに手を出すことは許されず、押し合いで決着をつけなければならない。
ラップ
正しくは「アンダーラップ」。非常に薄く、幅が広く、伸縮性と通気性に優れた粘着面のない医療用ラップ。関節の保護や氷嚢の固定によく使われる。
ループ
パスをした選手がパスを受けた選手の後方を通り再びボールをもらうプレー。広めのスペースを必要とするが数的有利を作りやすい。
ロック
背番号4、5番の選手が務めるポジション。ラインアウトやモールの核となる選手で身長と力強さが求められる。表記は「LO」。
リンケージ
シェイプという戦術に付随した言葉。複数のシェイプを形成し、連動(リンク)させることで相手に防御の的を絞らせない。
ラインアウト
タッチラインの外に出た際の試合再開の方法。両チームの選手が平行に並び、その間にボールを投げ入れて取り合いをする。
レッドカード
非常に悪質な反則や危険なプレー、2回目のイエローカードをもらった際に提示される。一発退場。
ラインブレイク
相手のディフェンスラインを突破すること。ぶち抜いて独走という場合だけでなく、裏に1〜2m抜け出したような場合にも使われる。ラインブレイクの回数は選手の能力を測る上で重要な指標。ペネトレイトとも呼ばれる。
ラグビーリーグ
13人制のラグビーのこと。リーグラグビーとも呼ばれ、主にオーストラリアで行われている。15人制のラグビーを「ラグビーユニオン」、13人制を「ラグビーリーグ」と呼ぶことで区別する。7人制は「セブンズ」。
レイトチャージ
ボールをパスしたり蹴ったりした後のボールを持っていない選手に衝突すること。キックの際は特に厳しく見られる。相手のペナルティキックとなる。
リサイクル(=リロード)
倒れた選手が立ち上がってプレー可能な状態になること。ラグビーでは倒れている選手はプレーに関与してはいけない。倒れている時間を短くすること(リサイクルを早めること)は現代ラグビーでは非常に重要。
わ行
ワンタッチ
キックしたボールがチャージしてきた選手に触れたという意味。ワンタッチあった場合はボールがチャージしてきた選手に触れた瞬間にオフサイドが解除され、全ての選手がそのボールを取りにいくことができる。味方がすぐボールに働きかけられるよう、気付いた選手が「ワンターッチ!」と叫ぶ。
ワークレート
仕事量。タックルやボールキャリー、オーバーなど、とりわけ肉弾戦への参加回数が多い場合をワークレートが高いと言う。