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スクラムには絶対の自信!展開力も鍛えいざ優勝へ!
スクラムという絶対的なストロングポイントを持ち、なおかつ選手個々人の質も非常に高い。 チームとしてよくまとまっており、高い組織力で統率されたアタック・ディフェンスを展開する。 長所を伸ばす方針もあってどの選手も自分なりのストロングポイントを持っており、選手個々人もそれぞれのカラーを持っている。 ロングキックとスクラムを武器としたやや鈍重とも言われるスタイルのチームだったが近年はボールをよく動かすようになってきており、スクラムという武器を持ちつつ多様な攻撃が可能になってきた。 昨シーズンに豊田自動織機から加入したサム・グリーンがこの部分でかなりフィットしており展開力が大幅にアップ、優勝も十分狙える力があるだろう。
アタック7
ロングキックを用いたエリア戦術とセットプレーを武器としていたが近年は展開プレーも積極的に行う。 フォワード・バックス共に縦に強く当たることのできる選手が多く肉弾戦を得意とするチームだったが、昨シーズン豊田自動織機から加入したサム・グリーンがSOとして非常に機能しており、バックスの展開力が大幅に向上、一気に端から端まで展開するプレーもよく見られるようになった。 近年のディフェンスのトレンドであるアンブレラ・ディフェンス(ディフェンスラインの外が張り出す)に対抗してバックスライン全体が外に流れるランコースを取るなど独自の分析から独自の戦術を見せておりアタック面でも非常に注目度の高いチームだ。
ディフェンス9
どの選手も非常に鍛えられておりタックル力が高く、接点で負けることが少ない堅いディフェンスが持ち味。 接点での強さを持ち味とするという意味では2019年W杯を制した南アフリカ代表に非常に近く、相手の起点となる攻撃を弾き返すことで相手のテンポを殺すディフェンスを持ち味とする。 また、日本代表LOヘル・ウヴェ、南アフリカ代表FLクワッガ・スミスといったワールドクラスのボールハンターも擁しており、ボールの奪取力も非常に高い。 接点で打ち勝ち、ボールに絡んで相手の攻撃を封殺する攻撃的なディフェンスは脅威だろう。
スクラム10
「ヤマハといえばスクラム」というほどに圧倒的、かつ絶対的なヤマハの武器がスクラムだ。 解説者に「コンパクト」と言われるように選手同士が非常に密に組むことが特徴のスクラムを組み、単に強いだけでなく相手の持ち味を出させないことに長けている。 自分たちに多少のミスがあっても相手ボールのスクラムを崩壊させればマイボールにすることができるという心理的な余裕は非常に大きい。 チーム全体にも思い切りの良さが出てくる他、敵陣でペナルティを得ることができればキックで直接加点することも可能であり、スクラムはヤマハの得点源でもある。
ラインアウト6
スクラムが強いのでセットプレー自体は強みではあるが、大柄な選手は多くないためラインアウトでは優勝争いをする各チームからは一枚劣る。 昨シーズンのトップリーグ最長身選手であったLOリッチー・アーノルドが退団しており、今年はラインアウトでは一層苦しむことになるだろう。 長身揃いの神戸製鋼との試合ではひたすらに前で合わせることでボールロストを防ぐという形で対処はしたが、相手も対策を練ってくる中で今シーズンはどのような戦いを見せてくれるだろうか。 一方でモールはしっかりと組織的に組むことができ、ペナルティキックで敵陣深くに入り込んでからのラインアウトモールも得意な形の一つ。 ボールを確保することができれば持ち味を出せるだけにラインアウトは今年のヤマハのキーポイントになるだろう。
選手層7
層という意味ではなかなかに厚い。 しかし選手ひとりひとりが尖った特徴を持っている弊害か、離脱する選手が出た時にその穴を前と同じ形で埋めるということは難しく、変えが効かない選手が多いというのもまた事実だろう。 各選手が離脱した際にどの選手を入れてどのように対処するのか、複数の離脱者が出た時にチーム力を落とさずにいられるか、事前の準備が非常に重要になる。
規律9
チーム全体で非常によくまとまっており、攻守ともに組織的に動くことができることが強みのひとつ。 ペナルティもあまり多くないために規律意識も高いと言えるだろう。 反則が起こりやすいスクラムで優位に立てることもあり、反則数で相手を上回る試合が多いことも特徴だ。