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超攻撃的な万能チーム!個の力と個の力が化学反応を起こす!
神戸製鋼はニュージーランド式の攻撃スタイルが特徴のチームだ。 常に攻撃に複数のオプションを持たせ、その場その場で選手が最適な判断を下して連携を取る。 どのポジションの選手も非常に個の力が強く、どのポジションからでもボールが動き、どこで勝負しても突破が期待できる攻撃力が最大の魅力。 一方でディフェンスやスクラム、ラインアウトの質も非常に高く、とりわけラインアウトの安定感は抜群。 確かな実力のある選手たちが鮮やかに連携する、見るものを魅了するラグビーを展開する。
アタック10
パワーや展開力といったそれぞれの持ち味はもちろん、どの選手も高いスキルと突破力を兼ね備えておりどこからでも勝負が可能。 ボールを持った選手の近くに複数の選手がフォローにつき、自分での突破、敵を引きつけてフォローの選手にパス、自分たちを囮にして外へ展開と常に複数のオプションを持つ攻撃が特徴的。 個の力が連携を活かし、連携が個の力を活かす相乗効果で圧倒的な破壊力を生み出す。
ディフェンス9
フォワードはフィジカルに優れゲインを許さず、センター陣にも粘り強いプレーが持ち味のバックマンに日本代表の13番でタックル自慢のラファエレが揃いディフェンス力も非常に高い。 この2シーズンはSOにディフェンスにも優れたダン・カーターがいたが、彼の退団により正SOがヘイデン・パーカーとなるのであればこの部分では昨シーズンよりやや劣るか。 基礎的なディフェンス力ではリーグトップクラスなため、ペナルティを重ねることがなければ大崩れはしないだろう。
スクラム9
スクラムも非常に安定しており、スクラムで勝負をかけて相手の反則を誘うことも可能だ。 フィジカル自慢の選手が多くパワフルな一方、2番に平原、3番に山下とベテランが揃い駆け引きにも優れる。 現状は申し分ないが、この辺りのベテランがまだまだ最前線で戦っており、上手く世代交代できるかどうかが今後のポイントになる。
ラインアウト10
ラインアウトの安定感はリーグ屈指。 オールブラックスの大黒柱であるブロディー・レタリック、アジア枠での出場が可能な張、そして本来はLOであるFLトム・フランクリンと2mを超える選手が3人並んでおり、的を絞らせないラインアウトが可能。 前・中・後とどこでもボールを取ることができ、ラインアウトからはほぼプラン通りの攻撃ができるだろう。
選手層10
控えの選手のレベルが高いことはもちろん、ポジションをコンバートした経験のある選手が多いため負傷者が出ても柔軟に対応が可能。 複数のポジションを高いレベルでこなせる選手が多いことも神戸製鋼の特徴だ。 一方で負傷者が出てもスタメン・準スタメンの選手をスライドさせることで対応できてしまうため出場選手が固定化される傾向もあり、世代交代の部分が課題となると思われる。
規律8
全体としては非常に規律が取れており、攻守ともに連携力も非常に高い。 個々人レベルではペナルティの数が少し多い選手もいるため、そういった選手がペナルティを重ねないように気をつけたい。