ラグビーとは一言で言えば「陣取りゲーム」であり、「戦のような戦闘ゲーム」でもあります
まず、ボールのある位置が国境線となり、それより後ろが自分たちの陣地となります
ボールを相手のインゴール(ポールのラインより後ろ)に置くことで
「このフィールドは全て俺たちのものだ!」と示すとトライ(=完全制圧)となり5点入り、
ボーナスとしてキック(2点)の権利が与えられます
また、相手の反則の後などにキックで相手のゴールの間を通すことでも3点が与えられます
戦として考えるとトライは相手の城まで攻め込んでの完全勝利、
キックは遠くから鉄砲で相手のリーダーを倒した、というようなものです
そして点が入るまでを1つのゲームとし、点が入ったらリセットしてまたキックオフでスタートします
ラグビーの得点は以下のように覚えましょう
2番目のキックでの得点ですが、方法は2種類。ペナルティキックとドロップゴールがあります
通常の手に持ってのキックで点を認めてしまうと狙うのが簡単すぎてキックばかりになってしまうのでこれは点にはなりません
ペナルティキックは相手の反則のあとにゴールを狙うもので、地面にボールを置いて蹴ります
ドロップゴールはプレー中にボールを地面にワンバウンドさせてキックします
複数の得点方法があるため、一気に点を取りにいくのか、点を刻みにいくのかといった戦略に幅が出ます
試合を見ていてトライエリア(正式にはインゴールと言います)に入ってトライが確定状態になったにも関わらず選手が真ん中方向に走っていくシーンを見た人も多いのではないでしょうか。
下に置けばトライなのだから早く置けばいいのに遊んでいるのか?相手を煽っているのか?と思うかもしれませんがこれにもちゃんとした理由があります。
理由はトライの後のコンバージョンキック、ボーナスの2点を狙うこのキックを蹴る場所の左右の位置はトライでボールを置いた位置を基準とします。つまり真ん中付近に置けば真ん中付近から蹴ることができるのです。
ちなみに距離に関してはキッカーが自分で決めることができます。
真ん中付近の場合は近い位置から蹴りますが、外側にトライをした時はゴールラインに近いと角度がつきすぎてゴールの間を狙えないので大きく下がった位置から蹴ることが多いです。